トップページ日記2014-06-26 > ホッピー

ホッピー

某社の編集者さんがプライヴェートで来沖してたので、ちらっと飲む。

なんか幸せそうなので、イラッとする。

その人が悪いわけではなく、なんとなれば心からコングラッチュレーションを唱え、ご祝儀を包む用意くらいはあるのだが、俺がいま求めているのは、他人の幸福ではなく、他人の不幸だ。つらいしんどいやりきれない、というネガティブなオーラだ。苦しいのは俺だけじゃない、と思いたい。

こんなとき、浅草は本当によかった。昼間からホッピーが飲める店を探すだけでいいからだ。

午後3時、4時が狙い目だろう。テレビで再放送してる(最近はやってない?)水戸黄門のテーマソングの2番を聞くのである。

 あとから来たのに追い越され、泣くのが嫌ならさあ歩け

その場にいるのは全員、人生周回遅れみたいなやつばかり。なんなら逆走してんじゃねえかっておっさんが、鬼のような顔をして、ホッピーの中ダブルをぐいぐい呷ってる。俺はひとりじゃなかったと胸を撫で下ろし、安心して正体をなくすまで泥酔できる。

沖縄にも立ち飲みでホッピーを出す店があるが、そういう殺伐とした雰囲気はない。みんな一杯飲んだだけで、ニコニコ笑いだすからだ。べつに立ち飲みでホッピーだから笑っているのではなく、どこの居酒屋でもたいていそうだ。ハッピー&スマイルだ。沖縄は本当にいいところだが、そういや最近、飲みにいってない。

カテゴリー: [日記] - 16:30:03

ページ管理者:草凪 優
イラスト:小玉 英章