トップページ日記2014-04-05 > 告知が溜まる新刊ラッシュ

告知が溜まる新刊ラッシュ

まずはアンソロジー。

『六つの禁じられた悦楽』(宝島社文庫)

電子書店ウラマドhttp://www.uramado-ebooks.com/発のアンソロジー。
ついに電子書店発で、紙のアンソロジーができた画期的な1冊!
(睦月さんと藍川さんの作品をのぞく)

たとえば僕なんかが文芸誌に書かせていただく場合、基本的にその版元に版権を預ける形になります。雑誌で発表したあと、文庫化を念頭に置いているので、他社のアンソロジーに渡すことはできません。
ただ唯一の例外が、その版元が文庫をもっていない雑誌『特選小説』で、ここに書かせていただいた短編は、他社にもっていってもOKです。
他の作家さんもだいたい同じでしょうから、書き下ろしではないアンソロの場合、実質的に供給源が『特選小説』しかなかったわけです。

ところが。

電子書店→紙媒体という流れができると、もうひとつ別のルートができるわけです。
しかも、ウラマド電子書店の場合、作家が自由に書いてまして、その中から紙媒体の編集者さんが自由に作品をチョイスできるという、自由×自由な幸福な出会いが生まれるわけです。
もちろん、自由に書きすぎていて、「これは本にするのは厳しいな」という作品だってあるでしょう。
現状では、『特選小説』に書くより、ずっと注目度は低いし、ギャラだって……です。
それでもそこで得ることができるささやかな自由が、とくに新人さんなんかで書けるところが限られている場合、どれだけ重要なのかは論を待たないはずです。

誤解のないように言っておきますが、僕ほど編集者さんに恵まれている官能小説家は珍しいと思っておりまして、
編集者さんのおかげで10年間書きつづけられたと言っても過言ではないのです。
お世辞でもなんでもなく、たとえば睦月さんが500冊近く書きつづけられたのは本人が偉いからでしょうが、僕が100冊書きつづけられたのは間違いなく編集者さんが偉いからです。作品のネタ出しはもちろん、シリアスな人生相談ばかりして、迷惑かけっぱなしの方までいらっしゃいます。作品どころか、実生活まで編集者さん頼み。胸を張って言うことじゃありませんがね(笑)。

それでもなお、僕は自由にエロを書ける媒体が欲しい。

(新人さんにアナウンス。いやらしい話、編集者さんもそういう作家が好きなんですよ。営業なんかしてる暇があるなら作品を書いて発表したほうがいい。僕はデビュー前に双葉社にもちこんだ以外、営業なんか1回もやったことないですから。みんな作品読んで向こうからコンタクトとってきてくれましたよ)

ウラマド電子書店では、そういう未来志向の作家さんを随時募集してるはずですので、
興味のある方は、デビュー前の新人さんでもコンタクトをとってみてください。
まあ、たいていの原稿はアップしてもらえると思います。
まわりの人間に全否定された作品でも、読者がつく可能性がゼロではないはずです。

連絡先は……興味があるなら自力で調べてください(笑)。

日陰の花だったウラマド電子書店にスポットライトをあててくれた宝島社と美人担当Tさんに感謝します!

コバ、俺はべつに『特選小説』と敵対したいわけじゃないぜ。ホントだよ(ハート)。

カテゴリー: [日記] - 12:24:37

ページ管理者:草凪 優
イラスト:小玉 英章