トップページ日記2008-09-16 > アンサー4

アンサー4

 今月も半ばを過ぎましたね。先月からの積み残しに加え、連載関係のものをいちおう一掃し、今月はあと書き下ろし長編を1本書けばいいだけ、という状況にようやくこぎつけました。ふうっ。しかし、ちょっと休みたいなあ。1泊でいいから温泉でも行きたいですが、いま温泉入って大酒飲んだりしたら、確実に病院送りのような気がします。

 さて、仕事を一掃ついでと言ってはなんですが、気になっていたサンスポ講座のときのご質問、最後の1問なので、カイロプラクティスの予約時間までに書いてしまいましょう。

【Q4】ヤマ場の置き方
 リライトの問題が大阪での質問で出ていましたが、一回に一度はヤマ場を作る必要がある連載物。
書下ろし物は何ページごとに一山置く事を念頭において書かれるのか、またはストーリーの成り行き次第なのでしょうか。

【A】サンスポの「性ノン」に応募して入選した場合、紙面に一挙掲載されるわけじゃなくて、1週間7分割とかで載ります。その際、リライターが入るわけですが、その直し方がイマイチ気に入らないという方が大阪の講座にいらっしゃいまして……誰だって自分の書いた原稿は子供のように可愛いわけで、気持ちはとてもよくわかるのですが……7分割される作業のなかで、エッセンスが崩されてしまうこともありそうなことですよね……。

 ただ、初心者の方の場合、最初から7分割を想定して書く、というのも大変でしょうし、そんなことして失敗したら元も子もないわけで、難しい問題です。

 プロの場合は、基本的には1回1回ヤマをつくります。新聞なら3枚のなかに、週刊誌なら6枚や15枚のなかに、かならず色っぽい引きを入れるのがプロだと思います。まあ、これも難しい問題で、かならずしもそうならない場合もあるようですが……(僕は意地でも入れますけどね)。

 ストーリーは僕の場合、連載開始の時点でラストまで決まってます。書き下ろしでも一緒ですが、全体の構成とラストが決まってないと、怖くて書きはじめられません。東京の講座で相方を務めていただいた橘真児さんは、途中までしか考えないで連載に入ったりするらしいですが。僕はやったことないですけど、橘さんは連載回数が決まってない連載とかもやってましたからね。そうすると、漫画の連載みたいに、無闇に引っぱることとか考えなくちゃならないのかもしれません。

 書き下ろしの長編の場合は、だいたい6章で立てて、1章に1回濡れ場のヤマがある、というのが僕のスタイルです。まあ、まわりを見渡しても、だいたいそんな感じのように思います。

 あと、構成については、僕はとにかくオーラスを考えてから書きだすことを初心者の方にはオススメします。本当はラストだけじゃなくて、キャラの設定から濡れ場の組み立てから構成を全部考えてから書きだしたほうがいいです。短編はとくにそうだと思います。まあ、いろいろ異論もあるみたいなので、書きながら自分のやり方が見つかればそれに越したことはないのですが。

 という感じです。質問をいただいたJKさん、ありがとうございました。そして、答えがずいぶん遅くなってしまってごめんなさい。(以下私信)身八つ口につきましては、12月刊の書き下ろし文庫で入魂のシーンを書きましたので、ご期待ください。

カテゴリー: [日記] - 17:04:11

ページ管理者:草凪 優
イラスト:小玉 英章